なんの変哲もないカクテルグラスではあるが、某店で作られた新たなカクテルである。
マティーニという有名なカクテルがあり、ドライジン3/4とドライベルモット1/4それにレモンピールという変哲もない組み合わせであるわけだが、世の中の酒飲みには、そのようなマイルドな(?)カクテルでは物足りないというグレートな方々がたくさんいる。
で、どうするかというと、ベルモットの量を減らせばいいのだ。
まあ、どんどこ減らして行くと、ベルモットをグラスに入れ、それを全部捨ててグラスに付いた水滴とジンをカクテルするなんていうリンスというカクテルがあるそうで。
さらに、ただのジンにベルモットを霧吹きでしゅっと1吹きという本当にカクテルになってるんだかわからんような飲み方もあるようだ。
で、今回のものは、考案者曰く「萌えマティーニ」というそうで。
レシピは簡単。
(1)ジンをカクテルグラスに入れる。ジンの種類はお好みで。
(2)メイドさん(お好みで、声がきれいで可愛いとベスト)にベルモットの瓶を持って貰い、「ベルモットでございます~」と甘く囁いて貰う。
というもので、その声の甘さをカクテルに一気に飲むというものだそうで。
まあ、古典落語のケチの話で、梅干を見て酸っぱさを想像し、出た唾液でご飯を食べるというものがあったが、そのカクテル版ですな。
そのアホ臭さに深夜の店内は店員さんたちも含めて大笑いであった。メデタシw
究極のドライマティーニとして「ベルモット」とささやく
(あるいはささやいてもらう)というのは割と有名な
ネタだったりします。
同様のネタに「チャーチルはベルモットの瓶を見ながら
ストレートのジンを飲んでいた」とか。
ただ、そこに萌え要素を見出すのは今風ですね(笑)
Posted by: FIRST at 2004年04月19日 11:15